世界各国のミス 昔と違うのは
アメリカで開かれているミスコンテストで、話題になっていることがあります。
アメリカで5大大会と言われているミスコンテスト。
昨年12月に開催の「ミス・ユニバース」。同じく12月、ロンドンで開かれた「ミス・ワールド」。開催は2018年になりますが「ミス・アメリカ」、同じ年の「ミス・ティーンUSA」、同年「ミス・USA」。
すべて黒人が優勝したということです。
アメリカの白人、黒人の人種対立は根深いものがあり、年配のアメリカ人には白人と黒人がカップルになるのは「不道徳」だという感覚を持っている人も、まだまだいるのだとか。
しかし、若い世代ほどその感覚は薄れつつあるのも事実。
そういえば、今日本でも話題になっている、ヘンリー王子とメーガン妃のカップルも白人と黒人ですね。
メーガン妃はご存じの通り、黒人の血が半分まざっています。
これは日本ではほとんど報道されていませんが、イギリスの保守的な人たちには、メーガン妃が黒人の血を引いていることを挙げて、ロイヤルファミリーに好ましくないという声も、やはりあるのだとか。
若いヘンリー王子はもちろんそれに反発しています。
今、夫妻がイギリス王室を離脱するニュースが流れていまずか、根底の理由は黒人であるメーガン妃を守ろうとしての行動なのでしょぅ。
さて、ミスコンテスト世界に話に戻りますと、世界的にはもはや人種の壁を越えた、ミスの選考は当たり前になっています。
ミスフランス 2020は、グアドループ代表。
グアドループはカリブ海に浮かぶフランスの海外県。住民のほとんどはアフリカから移住してきた黒人かその混血。
ミスユニバース、オーストラリア代表2018は、Francesca Hungさん。フランチェスカ・ハンさんと読むのが正しいのでしょうね。
父親が中国系。母はアイルランド系だそうです。
プライベートショット。
なかなかチャーミングですね。
かつてオーストラリアは白豪主義をかかげ、白人以外の移民を認めませんでした。隔世の観があります。
そういえば、ミス香港にこういう方も出場しました。
Perrieさん。オーストラリア出身の方だそうです。
見てのとおり、見た目は完全に白人でヨーロッパ系です。
ミス香港は、地元でもかなり保守的な選考を行うという評判で、Perrieさんが出場したのは新鮮だとして話題になりました。
惜しくも上位進出はなりませんでしたが、翌年は保守的と言われるミス香港でも、日本人の混血の出場者が出ましたので、ミス香港も変わりつつあるのかもしれません。
グローバリズムの時代を迎え、世界にはさまざまな人たちが行き来しています。移民、外国人はもはや珍しいものではありません。
私たちの周囲にも、肌の色が違う人は普通に暮らしています。
この記事のようなことは、これからはもう話題にもならないのかもしれませんね。